山下達郎
山下達郎で買取相場が高いCDとしてRCA/Airレーベル時代(Tatsuro Yamashita The RCA / AIR Years 1976-1982)の7タイトルのものがある。人気が高い理由として、本人主導のもとにリマスターし、ボーナス曲を追加、直々に書いた興味深いライナーノーツ、1曲ごとのミュージシャン・クレジット、当時の写真も多数レイアウトされたブックレットなど、聴いて、読んで、見て楽しめること。そして、リマスター盤だけあって従来のCDとは音質が異なる点、音圧、音の濃やかさも伝わってくる点にある。
| タイトル | サーカス・タウン | |
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| 買取金額 | 500円 | |
| リリース年/品番 | BVCR-17013 2002年 サーカス・タウンは1976年10月発表のファースト・アルバム。彼にとっては唯一、全面的に海外ミュージシャンを使っての録音、フォー・シーズンやローラ・ニーロのアレンジャーとして知られるチャーリー・カレロの手腕が活き、邦楽でも他の洋楽サウンドを打ち負かすほどの輝きを放った。1960年代を第一線で活躍したジョン・サイター、ジェリー・イエスターなどが加わったコーラスも温かさを感じる。それにしてもシュガー・ベイブを解散してまだ5か月でこのグレード、当時の山下達郎の志の高さを音に刻み込む才能に驚かされる。 | |
| タイトル | Spacy(スペイシー) | |
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| 買取金額 | 900円 | |
| リリース年/品番 | BVCR-17014 2002年 スペイシーは1977年5月、前作から7か月という短いスパンで発表されたセカンド・アルバム。なんとも心躍るイントロで幕を開ける名曲「Love Space」、大村憲司のギターが絶妙のアクセントになっている「ピンクシャドウ」、曲の流れなどに古臭さを感じない現代でも尚感じる新鮮さがある。今回初お目見えの別テイク、アンブレラ(別バージョン)の収録が嬉しい。 | |
| タイトル | It's A Poppin' Time(イッツ・ア・ポッピン・タイム) | |
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| 買取金額 | 1200円 | |
| リリース年/品番 | BVCR-18025/6 2002年 「イッツ・ア・ポッピン・タイム」は1978年3月8、9日に六本木ピットインで行われたライブに1枚目の1曲目の「スペイス・クラッシュ」、2枚目の5曲目の「Marie」が加えられた2枚組で同年5月に発表。今回はLP制作時に収録時間の関係で未発表だった2枚目の「ウィンディ・レディ」、「潮騒」なども追加された。ダニー・ハサウェイの名作「ライブ」のような空気を感じられるライブを、との意図で制作されただけのことはある。村上ポンタ、岡沢章、松本恒秀、坂本龍一、土岐英史らのミュージシャン夫々のプレイが存分に発揮されている。 | |
| タイトル | Go Ahead! | |
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| 買取金額 | 800円 | |
| リリース年/品番 | 2002年 BVCR-17015 前作「Spacy」で芽生えたシティ・ポップ志向が、「Go Ahead!」では一気に洗練される。それは、音楽性としてアメリカ西海岸ポップス(AOR、ソフトロック、ブルー・アイド・ソウル)の影響が顕著でロックっぽさよりポップスとしての完成度・構築美を重視した作品であることに表れている。日本語ポップスでありながら、国際水準のサウンド感覚に磨きがかかっている。総評としては前半はロック的な山下節もあるがR&B、ソウル寄り、後半はビーチ・ボーイズ的なハーモニー感覚にアルバムに仕上がっている。 | |