Black Sabbath(ブラック・サバス)
1968年結成、そして2017年まで現役で活動していたヘヴィ・メタルの元祖でイギリスのバーミンガム出身。何よりメタルの直接的な源流としての立ち位置を持っている。
ストーナーロック、ドゥームメタル、スラッジメタル、グランジやオルタナの方面まで影響を与えた。そして、何より悪魔崇拝的なイメージがバンドを色濃く形成しているのが特徴。
そのようなオカルト的な様相を纏った現代のバンド連中をも元を辿るとブラック・サバスに感化された。
メンバーはヴォーカルのオジー・オズボーン、彼のアナーキーな個性が際立っており、ブラック・サバスとして必要不可欠な要素になっている。オジーが在籍した8枚のアルバムが重要とされており、特に「ヘヴィ・メタル」の聖典と呼ばれているのが最初の4枚と言われている。続いてギターはトニー・アイオミ、彼は若かりし頃に工場での仕事で右の中指と薬指の先端を切り落とすという不慮の事故に見舞われる。この事件がブラック・サバスのサウンドに重要な意味を持つようになるのである。右指には、プラスチック製の義指をはめる。義指をはめギターを鳴らすには半音下げなければ弦を抑えられない。そしてリフは指を抑えやすいパワーコード。そのサウンドがあの「重たさ」を演出した。そして、ベースはギーザー・バトラーである。
トニー・アイオミのリフをさらに「悪魔崇拝的」なサウンドに仕上げたのがギーザー・バトラーである。ドラマーはビル・ワード。スネアを叩く時のタイミングを微妙に遅らせることによって醸し出されるサウンドが重く、引きずるような感覚を生み出す。
オリジナルメンバーは上記4人である。後に、オジーが脱退して一時的に低迷期に入るが、レインボーに在籍していたロニー・ジェイムス・ディオが加入して又息を吹き返した。

タイトル | Black Sabbath Black Sabbath(出典: discogs) | |
---|---|---|
買取金額 | 6000円 | |
リリース年/品番 | 2012年 UIGY-9094 SACD 1970年の2/13日の金曜日、イギリスきっての工業都市バーミンガムで生まれ育った見るからに根の暗そうな若者4人組はこの不吉な日を選び、華々しいとは言えないが「黒い安息日」と名乗るバンドで同タイトルのデビューアルバムを発表した。思い切った背徳・反骨のイメージ戦略が当たり、この地方都市クラブシーンの上がりの新鋭の顔見せ作品は全英チャート8位まで上がった。さらには、全米チャートでも23位に付けるセンセーションを巻き起こした。 そのデビューは極めてオーバーグラウンドで現世的なサクセス・ストーリーに他ならなかった。そして、そんな中ブラック・サバスは「黒い安息日」が世に出た瞬間、何はさておきセンセーションに反応する大衆層に広くその存在感を知らしめ、結果としてブルース・ロックからの進化を完了しつつあった爆音ヘヴィ・ロックの音楽スタイルと戦慄感や酩酊感や暴力性のような感覚的なイメージを世界中にばらまいた。そうしてまかれた種子は、やがてメタル的な美学の大樹が育つことになる。 |

タイトル | Master Of Reality | |
---|---|---|
買取金額 | 2500円 | |
リリース年/品番 | 「Master Of Reality」この3作目から自らのkン製に忠実な「重さ」の追求に心血を注いでいる。自分たちが薬物常用で得た非に落ち上官の再現。咳き込み声から始まる冒頭曲「Sweet Leaf」が薬物賛歌なのは良く知られた事実だと思うが、のみならずほんさく全体を支配するスロースピード感とそれに伴うヘヴィ・サウンドへの偏執自体がトリップ体験の贈物だろう。試行錯誤の中でトニー・アイオミはダウンチューニングの効果を発揮し、圧殺トリップ感覚を生み出した。事の良しあしはともかく、古来のロックの世界に多く存在するドラッグ・ソングは音響やイメージワークにおいて様々な非日常の感覚を垣間見せてくれるが、その全てを「重さ」に向けたところがヘヴィ・ロック帝王たる所以。かくて本作で描かれた酩酊ヘヴィ・ロックスタイルは、時を超え国境を越えて、塞いだ気分に喘ぐ全ての者に特殊なリアリティを時間させる。ドゥーム、ストーナー、グランジ。皆ブラック・サバスの血を引く者たち。「Master Of Reality」の子供たちだ。 本作においてもUICY-94183/4のSACD版のSHM-CDが最高額、続いてPOCE-9109のSHM-CD、国内盤1stの23PD-135(帯付き)などが高価買取対象のCDとなる。 |

タイトル | Sabbath Bloody Sabbath 血まみれの安息日 | |
---|---|---|
買取金額 | 5800円 | |
リリース年/品番 | 2012年 SACD SHM-CD UIGY-9087(帯付き) この表題曲をサバス最高の曲ととなる人もいるくらいヘヴィ・ロックが好きな人には唸る曲である。 それほど、1曲目のあのリフはインパクトを与えてくれる。本作は通算5枚目のアルバムになるが、前4作目のような「悪魔的」なおどろおどろしい感じがなく、これぞヘヴィ・メタルという感じでありストレートに魂を打たれる。又、ジャケットワークも秀逸でドリュー・ストルーザンという画家が描いたものであるが印象に強く残るアルバムである。高価買取CDもSACDのSHM-CDで品番はUIGY-9087が最高額、続いて国内1stLPを帯まで再現した紙ジャケSHM-CDで品番はUICY-94186、次に通常のSHM-CDで紙ジャケPOCE-9111、国内1stで帯付きの1989年リリース23PD 125などがある。 |