Scorpions Blackout
スコーピオンズのアルバムで処女作の「Animal Magnetism」、と本作「Black Out」を最高傑作とする音楽評論家が多い。
特にこの「Black Out」を一押しする人が多い。
本作が発表されたのが1982年である。しかも、この時代はジューダス・プリーストをはじめとするNWOBHM(New Wave Of British Heavy Metal)のムーブメントがピークに達しており、アメリカではL.A.メタルも出現、世界中がヘヴィ・メタルに沸き返ってた時代だが、それらを全て黙らせてしまうほどの凄みがこのアルバムには見られるからだ。HM/HRという限られた視点からでなく、ロックという幅広いジャンルの中に本作を浮かべてみても素晴らしい作品である。
特に、アメリカでは、シングルカットされていないにも関わらずラジオのDJ達が、いかにも彼等ごのみの官能的な曲(No One Like You)をヘヴィ・ローテションの波に乗せ、それがアルバムの大成功つ繋がり、スコーピオンズはアメリカでの地位を確立した。
そのような生い立ちがあるので全世界的にアルバムの人気は高い。ゆえに、CDの買取価格においても以下は再発であるが帯付きであれば1,000円程度にまで跳ね上がる。